• 世界の介護をデザインする

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ご挨拶

  • 私の座右の銘は、マザー・テレサの「この世の最大の不幸は、貧しさや病ではありません。誰からも自分は必要とされていないと感じることです」。

    この言葉は医療・福祉を仕事にしています私への戒めと自らを激励しています。弱者の声なき声を汲み取ったとても重みのある言葉であり、福祉を志す方はこの声なき声を感じて、善意をもって自らの手を差し伸べていると思います。

    経営学者のP.F.ドラッカーは非営利組織のマネジメントに以下の問題提起をしています。

    「非営利組織の人々は本当によく働く。しかし、その努力の『焦点』が定まっていない。また、努力を生産的にするための適当な『手法』が欠如している。」

    「何年もの間、ほとんどの非営利組織は『善意』さえあればそれで事足りると思っていた。しかし、非営利組織は『事業成果の判定基準』がないがゆえに、営利企業よりももっと上手にマネジメントしなければならない。」

    「非営利組織は、使命に根ざした信条をもたなければならない。限られた人材と資源で最大の効果を上げるように管理しなければならない。そして、非営利組織にとって、どのような成果を上げるのが望ましいかを明確にしなければならない。」とあります。

    日本は非営利組織であります社会福祉法人が福祉を牽引して来ましたが、社会福祉基礎構造改革により『措置から契約へ』と大転換が起こりました。善意をもって良いサービス・運営さえしていれば良い時代から、善意プラスアルファを求める時代になり、良いサービスを実現させるための経営管理(マネジメント)という意図的な手法が必要となりました。

    営利組織の株式会社が行う高齢者住宅や医療福祉サービスでも、効率やコスト削減を最大のターゲットとした利益至上主義の『経営』ではなく、マジョリティが優先する社会の中でマイノリティの『弱さ』に関わるビジネスとして、非営利組織的な『経営理念』や『使命・目的』が必要であり、そうでなければ存在意義さえ否定しかねない問題になります。

    経営管理(マネジメント)の最終的なゴールは、CS(カスタマー・サティスファクション=顧客満足の実現)、ES(エンプロイ・サティスファクション=職員満足の実現)、MS(マネジメント・サティスファクション=経営満足の実現)です。

    めざすべき目標や成果、『業績』をどのような基準で測定するか、経営資源であるヒト(人的資源)、モノ(物的資源、建物、設備、機器)、カネ(財源)、トキ(時間)、シラセ(情報資源)を何にどのように分配し、有効活用するかといった経営管理(マネジメント)が重要になって来ます。

    弊社は勝ち残れる医療福祉サービスマネジメントとして、新規高齢者住宅・医療福祉サービス等の企画・提案から、経営改善コンサルティング、人材教育研修等を行い、お客様の幸せは運営事業者様の成功にあるとの思いでご提案致します。

    株式会社ワールド・ケア・デザイン
    代表取締役 中澤 司